- 2006/09/11 掲載
大日本印刷、物流向けICタグシステム導入のサポートを開始
【業務改善】
欧米の大手流通チェーンでは、すでにICタグを用いた物流管理が本格化している。ただ、まだまださまざまな問題を抱えている。UHF帯ICタグの導入は利用環境によって、ICタグの情報が正確に読み取れないなどで、導入までに予想以上の時間を要することなどがそれである。これらを踏まえてICタグシステムの普及を促進させるには、実験施設を利用した各種テストの実施や専門家による的確なアドバイス、現場施工と機器調整の期間短縮が求められている。
大日本印刷は、平成16年から順次評価用機器の導入を開始するとともに、日本とアメリカの自社工場間でUHF帯ICタグの導入実験や、運用現場に近い環境での実験を通じて、ICタグの読み取り率などの検証を行ってきた。その結果、UHFやHF(13.56MHz)などさまざまな周波数帯域のICタグ導入に向けた現場環境のシミュレーションテストの手法を確立したという。
本年5月には、ICタグを用いた物流管理の検証施設「ICタグSCMソリューションテストセンター」を開設。こうした、ICタグシステムの普及促進を目指したノウハウと技術の蓄積および、検証施設の開設を契機に、本格的な物流管理向けのICタグシステム導入のための包括的なサポートサービスを開始することにしたという。
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