- 2006/09/08 掲載
アンリツ、第3.5世代携帯電話対応のW-CDMAシグナリングテスタを発売
【モバイル】W-CDMAシグナリングテスタMD8480C機能拡充
第3世代携帯電話が普及するとともに、モバイル環境におけるパケットデータ通信の高速化が急速に進んでいる。W-CDMAでは下り通信速度を高速化したHSDPAを用いた高速パケットデータ通信の商用サービスが各国で開始されているが、上り通信速度の高速化を可能とするHSUPAも商用化に向けた研究開発が本格化している。
このため、業界では、HSDPAに加えHSUPAに対応した基地局シミュレータ機能が強く求められていた。アンリツは、2005年3月に、HSDPA方式携帯電話端末の試験環境の構築を可能とするW-CDMAシグナリングテスタMD8480Cを開発。世界各国の携帯電話メーカやチップセットメーカに提供してきた。さらに今回、業界で初めて、3GPP規格Release6上の最大通信速度である上り5.76Mbpsによるパケットデータ転送試験を可能とし、HSUPA方式への完全対応を実現した。これにより、HSPA(HSUPA/HSDPA)方式携帯電話端末開発における投資効率の高い試験環境の構築が可能となり、携帯電話端末の開発・検証作業の効率向上に貢献するという。
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第3.5世代携帯電話システムHSUPA方式に対応したMD8480C |
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