- 2006/09/07 掲載
富士通、UHF帯に対応、RFIDタグ用LSIを発売
【業務効率】長距離で高速読み書きのできるRFIDを実現
この製品は、UHF帯に対応しているため長距離通信が可能になるほか、FRAMの大容量メモリ、高速書き込み、高頻度書換え回数の特長を活かした物流履歴などのデータキャリア型RFIDシステムに適している。
「FerVID family」はすでに13.56MHz帯(HF帯)対応のFRAMを搭載した「MB89R118」と「MB89R119」を製品化している。今回、13.56MHz帯よりさらに長距離通信(3~4m)が可能になるUHF帯に対応する製品として、1キロバイトのFRAMを搭載した「MB97R8010」と256バイトのFRAMを搭載した「MB97R8020」の2製品を追加する。
長距離通信に対応しているほか、高速書き込みが可能な大容量FRAMを搭載することにより、商品情報や物流履歴などのデータをタグ内部のメモリに書き込めるため、一括検品などのシステムに最適な製品である。富士通の那須工場および小山工場では、これらの技術を用いた工場間の部品入出荷管理のシステムがすでに稼動している。
注 FRAM:低消費電力で、高速アクセス・高頻度書き換えが可能で、ROMとRAMの長所を併せ持つ。
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