- 2006/09/07 掲載
AOKIホールディングス、新POSシステムで事業基盤を強化
【売上アップ】新POSシステムを構築
紳士服業界にも再編の波が押し寄せている。生き残りのため、各社は自社の組織力を高めるか、外部の経営資源を取り込むか。その判断は企業によりさまざまだが、AOKIホールディングスはその両方を進めていた。後者の戦略はご存知の通り、九州を地盤とする紳士服大手フタタとの経営統合だ。結果的に撤回を表明し実現には至らなかったが、世間の関心を集めたという意味では大きな結果を残せたのではないだろうか。
一方、自社の組織力を高めるという戦略は、順調に進んでいるようだ。NECと共同で、意思決定の迅速化や顧客満足度向上を実現する新POS(販売時点情報管理)システムを構築し、さらにこれを支える本社、店舗、データセンターを結ぶ基幹ネットワークのブロードバンド化も実現したという。ITによる事業基盤の強化である。
なお、新POSシステムは、NECインフロンティアのPOS端末「TWINPOS 3500」が約500台、NECシステムテクノロジーのPOSソフト「PC-POS MATE」、NECのIAサーバ「Express5800」12台などを利用しており、NECソフトがシステム構築で協力。
また、基幹ネットワークは、高度なセキュリティを実現するNECネクサソリューションズの閉域型VPNサービス「Clovernet Ver.C」や、NECの高速アクセスルータ「UNIVERGE IXシリーズ」約400台などを利用しており、NECフィールディングがネットワーク構築で協力したという。
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