- 2006/09/04 掲載
NECエレクトロニクス、韓国・ソウル市に新会社を設立
【マネジメント】
韓国の急速な半導体市場の拡大を受けて、NECエレクトロニクスグループは1989年4月、ソウル市にNECエレクトロニクス香港の、また2001年7月にNEC化デバ香港のソウル支店を開設し、液晶ドライバーICやデジタル家電向けLSI、光・マイクロ波半導体などの製品を中心とした販売活動を展開してきた。しかし近年になって、従来の製品に加え、マイコンやパワーデバイス、化合物半導体などの販売の急増が見込まれるようになり、NECエレクトロニクスとしても支店を独立法人化することにより、ユーザーサービスの強化や現地でのプレゼンスの拡大を図ることが必要であると判断したという。
NECエレクトロニクス香港およびNEC化デバ香港は、11月1日にそれぞれのソウル支店をNECエレクトロニクス韓国に統合し、NECエレクトロニクス韓国は同日、営業活動を開始する。NECエレクトロニクス韓国は9月1日の設立時点で、NECエレクトロニクスグループの海外における10社目の販売法人となる。同社は営業開始時約40名の従業員でスタートし、2008年までには技術営業部員を中心に80名程度にまで増員する予定。同社の製品取扱高は、2005年度は約450億円で、2008年には800億円まで拡大させることを目指す。
また、本年4月にNECエレクトロニクスがNEC化合物デバイスを統合したことを受け、本年11月1日付けで、NECエレクトロニクス香港がNEC化デバ香港を統合する。これにともないNECエレクトロニクス台湾とNEC化デバ香港台湾支店も統合する。
NECエレクトロニクスグループはアジアにおける販売網を再編し、ユーザーサービスの強化を図ることにより、今後拡大する同市場において積極的な事業展開を推進する。
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