- 2006/09/04 掲載
日本HPと日本BEA、「RFID 2.0」構想を表明
【IT基盤】
2006年に入り、日本市場においてもRFIDの利活用が急速に進んでいる。特に大手の流通業や製造業などを中心に、より確実でリアルタイムな商品情報の把握や製造管理のために、事業単位でRFIDを導入する例が増えている。
「RFID 2.0」は、こうしたトレンドを踏まえ、さらに一歩進んで企業全体、あるいは企業間でのRFIDの活用を提案する新構想だという。「RFID 2.0」では、製造・物流の現場におけるRFIDシステムと既存の企業システムの連携を視野に入れ、個々の事業のための情報管理を超えた、企業内/企業間のリアルタイムな情報共有の基盤づくりを目指す。EPCglobalネットワークを活用したオープンなRFID利活用基盤のアーキテクチャを開発し、RFIDを介したリアルタイムな情報管理の仕組みと、業務を支えるIT基盤全体の連携モデルを、実際にどのように構築するかを提案する。
日本HPと日本BEAは、このRFID利活用基盤がSOA(サービス指向アーキテクチャ)に基づくITシステムとして実装されることを想定しており、その設計・実装のためのアーキテクチャの検討・策定で協業し、両社のユーザーに展開するとともに、積極的にアーキテクチャや技術資料の公開を行い、RFID利活用基盤の標準化を進めることを計画しているという。
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