- 2006/07/26 掲載
凸版印刷、2006年4月から10年間、ギリシャ政府と「身分証明書発行システム」の契約を締結
【IT基盤】
凸版印刷は、1997年に多彩な先端偽造防止技術を盛り込んだ「パスポート発行機」を開発。ホログラムフィルムに、個人情報を直接刷り込むなど高度なセキュリティ技術が評価され、現在、米国、カナダ、ニュージーランドをはじめとする世界12カ国で採用されている。米国だけでも、1998年から今までで約5,000万冊発行され、また、米国国防総省IDカード発行用としても採用されている。米軍施設への入退場管理に使用されているもので、世界最高レベルのセキュリティを誇るIDカードだという。
「ギリシャ身分証明書発行システム」は、今回凸版印刷が新たに開発したシステム。このシステムは、パスポートや、IDカード、運転免許証、グリーンカード、労働許可書、在住許可カード、その他ハイセキュリティな各種証明書を発行できるのが特長である。
この8月からギリシャ非接触ICパスポート及びギリシャ警察向け非接触e-IDカードを発行する。
凸版印刷は今回の契約に基づき、2006年5月にアテネ市内にメンテナンスサービスを行う現地子会社トッパンギリシャを開設、7月より営業を開始した。現地子会社は、発行主体であるギリシャ警察本部との業務窓口として、発行システムのメンテナンスサービスや機器・部材の受発注管理、在庫管理、代金決済など、ギリシャICパスポートならびにIDカード発行に伴う全てのニーズのサポートを行う。
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