- 2006/07/25 掲載
NTTデータ、NEC、NTTドコモの「おさいふケータイ」を支える基盤システムを構築
【IT基盤】NTTドコモのクレジットサービス「DCMX」を支える基盤システム「CREMO」を構築
「DCMX」は、NTTドコモが提供しているケータイクレジットブランド「iD」の中核をなすサービスで、おサイフケータイを利用したクレジットサービス。今回構築した「CREMO」は、顧客管理、信用管理、売上管理等の機能を提供している。このシステムにより、簡単な入会手続きの実現、充実したセキュリティ機能の提供が可能となっている。
CREMOの特長は、4点挙げられる。まず1点目は、高度な性能およびミッションクリティカル性。NECおよび日本HPを中心に約30台のサーバから構成されており、社会インフラとしてのクレジット決済サービスに求められる機能を、24時間365日無停止で実現している。
2つ目は、新たなクレジット決済サービスの実現。金融分野におけるシステム構築ノウハウを充分に活用し、クレジット機能間のスムーズな連携を実現した。また、携帯電話による簡単入会機能、携帯電話の利用料金との合算請求等といった、既存のクレジット決済サービスとの差別化を図った新たなサービスを実現している。
3つ目は、安全なクレジットサービスを支えるセキュリティ対策。不正な情報アクセスを確実に防御することなど、クレジットサービスにおいて求められる高度なセキュリティ要件に対して以下のような対策を講じている。
(1)金融庁の定めるガイドライン、日本クレジット産業協会が定めるガイドライン、FISC(金融情報システムセンタ)に準拠し、かつISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)に適合したシステム設計。
(2)外部からの不正な攻撃を強力に防止。
最後は、安定したサービス提供を実現する統合運用管理機能。システムを構成する要素である、サーバ、ストレージ、ネットワーク機器等のハードウェアおよび、OS、ミドルウェア、アプリケーション等のソフトウェアを全て統合的に監視し、システム状況の可視的な通知やシステムを正常な状態に維持するための各種制御を可能としている。
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