- 2006/07/25 掲載
マイクロソフト、中堅中小企業向けCRM、ERPを提供
【業務効率】
マイクロソフトは、主に顧客管理、営業支援、マーケティング支援などを目的とした、Microsoft Dynamics CRM 3.0(以下、Dynamics CRM 3.0)を、9月8日から提供開始すると発表した。
Microsoft Dynamicsは、昨年9月に発表されたマイクロソフトの業務アプリケーションの新ブランド名称。Dynamicsブランドには、CRM(Customer Relationship Management)とERP(Enterprise Recourse Planning)の2つの製品群がある。日本市場においては、CRM製品ではDynamics CRMを9月8日より提供、ERPではMicrosoft Dynamics AXを今後提供する予定である。
Dynamics CRMは、インフォメーションワーカーの生産性を向上させることを目的に開発された業務アプリケーション。通常、CRMツールがもっている「営業」「マーケティング」「サービス」の機能をもちながら、さらにそれらの作業をOffice Systemと連携することで、OutlookやExcel、Wordなどの画面から行うことができる。ユーザーの企業規模は、20-1000人の中小中堅市場、あるいは、大企業での部門使用(ハブ&スポーク使用)を想定しているという。
使い慣れたOffice Systemや Microsoft SharePoint Portal Serverなど、マイクロソフトの他の製品との組み合わせが容易なため、表現力が高く、かつフレキシブルに現場の要望に応えることができる。
Outlookに統合されたクライアントシステムにより、営業、サービス、マーケティングのビジネス習慣をそのままに導入できるため、あらたなトレーニングの負荷を軽減させる。
Microsoft SQL Server Reporting Serviceと連携することにより、高度なレポーティング/分析が可能。直感的で、使いやすいカスタマイズツールで、管理者の負荷を軽減する。
事務作業や承認プロセスなどをワークフローとして登録することで自動化できるため、作業効率を大幅に向上できる。
パートナーは、Dynamics CRMの基本機能をプラットフォームとして利用しながら、その上に、独自のサービスを構築したり、既存の製品と連携させたり、Dynamics CRM自体をパートナーの製品に取り込んでユーザーに提供することができる。世界では22言語に対応しており、すでに7000社以上、180,000ユーザーに利用されているという。(日本語が23言語番目)
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