- 2006/07/25 掲載
米モトローラとソフトバンク、WiMAX実証実験で協力
【M&A/提携】ソフトバンクとモトローラ、2.5GHzのWiMAXモビリティの実証実験で協力
モトローラは、アクセスポイント、アクセスネットワーク、モバイルWiMAX対応端末のプロトタイプを含むエンドツーエンドのトライアル・システムを提供。ソフトバンクはこの実験を通して、モバイルWiMAXのワイヤレス・ブロードバンド技術としての有用性の確認と、同社の通信サービス・ポートフォリオに加えることについて、判断材料となる情報収集を主眼としている。
この実証実験は本年9月から5ヵ月間にわたって行われ、2.5GHz帯域におけるモバイルWiMAXの性能について、スループットとエリアの確認、アクセスポイント間のネットワークのハンドオーバー速度などの性能が検証される予定である。
モトローラは、5ヵ所のモバイルWiMAX基地局と、25台のモバイルWiMAX対応携帯端末のプロトタイプを供給。今回の実証実験により、モトローラのモバイルWiMAXソリューションが、マルチアンテナ伝送システムをサポートし、データスループットの高速化および有効サービスエリアを拡張する優れたMIMO(multi-input,multi-output)機能を具備実現するものになる。さらにモトローラは、テクニカルサポートとコンサルティングを通じてワイヤレス・ブロードバンドのノウハウを提供する。
モトローラ アジア太平洋地域プレジデント サイモン・レオン氏は、次のように述べている。
「先見の明があるサービス・プロバイダは現在、シームレス・モビリティ・サービスを展開する上で現実的かつ必須のワイヤレス・ブロードバンド技術としてWiMAXに注目しています。モトローラはWiMAXの先駆者として、日本などの急成長中の通信市場にこの革新的な技術を提供していきます」
ボーダフォン 専務執行役 宮川潤一氏は、次のように述べている。
「ソフトバンクグループは、ワイヤレス・ブロードバンドの本格的展開と真のユビキタス社会を実現する革新的な新サービスの提供を目指し、準備を進めてきました。今回、WiMAX実証実験の目的に最も適したソリューションを提案できるモトローラ株式会社と協力することで、通信技術の向上とサービスの実用化をさらに進められることと確信しております」
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