- 2006/07/20 掲載
日本IBM、組込みソフトの開発生産性向上のためソフト開発ツール会社などと協業
【M&A/提携】
日本アイ・ビー・エムは、顧客企業の製品開発を支援する「R&Dイノベーション・サービス」の一環として、製造業の顧客企業の各種機器向け組込みソフトウェア開発の開発生産性を向上させるため、ソフトウェア開発ツール会社などとの協業を開始し、その第一弾として、アイ・エル・シー、およびエンサークと協業することを発表した。
今回の協業は、大規模化・複雑化し、その設計・開発・保守作業が高度かつ困難になっている組込みソフトウェア開発の受託サービス、支援サービスにおいてさらなる開発生産性の向上を図り、顧客企業の製品の品質向上および迅速な市場投入を支援するためのものとされている。
具体的には、今回協業を始める2社がもつソリューションと、IBMの製品やツール、例えば、ユーザーインタフェース・デザイナーとプログラマーの連携を容易にするユーザーインターフェース・フレームワーク(User Experience Developer)ツールや、分析、設計、テストなどのソフトウェア開発工程をサポートするIBM Rationalツール群と連携させることで、組込みソフトウェア開発のQCD(品質、コスト、納期)の向上を実現するという。
○アイ・エル・シー「GENWARE 2(ジェンウエアツー)」:
開発画面上にさまざまな機能を配置していくだけで簡単かつ短時間でGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)を作成することができるGUI開発ツール。
○エンサーク「ENCIRQ Data Foundation(TM) Framework」:
複雑化する組込み機器開発を簡素化し、効率、信頼性、性能の向上をはかるデータ・マネジメントシステム。
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