- 2006/07/20 掲載
住商情報システム、マクデータ、アラクサラの3社、災害対策ソリューションを共同開発
【IT基盤】災害時のITデータ喪失を防止する企業活動継続ソリューションを住商情報システムが提供
住商情報システム、マクデータ・ジャパン、アラクサラネットワークスの3社は、災害による企業内のITデータ喪失を防止するための高信頼な災害対策バックアップ・リカバリーソリューションを共同開発した。
マクデータは、国産イーサネットスイッチとしては初めてアラクサラの「AX3630Sシリーズ」を、同社のストレージネットワークエクステンション機器の「UltraNet Storage Director eXtended(USD-X)」と「UltraNet Edge3000(Edge3000)」の公式サポート機器に認定、SCSはこれらの製品を組み合わせて、企業の災害時リスクを大幅に低減可能なバックアップ・リカバリーソリューションを、マクデータ、アラクサラと共同で提供していくという。
近年、サーバ・ストレージの統合を進める企業が増えており、ストレージサービスの国内市場は近い将来2000億円規模(年間)に達すると予想されている。その一方で、災害時やインシデント発生時のサーバ・ストレージの障害は、短時間で連鎖的に拡散し、複雑に影響を及ぼしあうので、予想を超えた被害を引き起こす可能性がある。このため個々の企業の事業活動に大きな被害をもたらすだけにとどまらず、社会全体に大きな影響を与える危険性を孕んでいる。
ITシステムで取り扱われる情報量はますます増加しており、またITシステム自体の複雑化、大規模化が進んでいる。そこで、日々の事業活動に関わるインプットやアウトプット、たとえば取引データ、財務、生産管理、顧客・営業情報などを災害から、いかに保護し、バックアップし、障害発生後に速やかかつ確実に復旧できるかが、企業が事業活動継続し社会的責任を果たすために重要な鍵となっている。
今回の災害対策バックアップ・リカバリーおよびビジネス継続性ソリューションは、マクデータの災害対策ソリューション機器と高い信頼性を持つアラクサラのIPネットワーク機器とを組み合わせることにより、メインフレームからオープン系のサーバ、広帯域から狭帯域の通信ネットワークといったさまざまな環境やニーズに対して、災害に備えるためのパックアップを確実かつ高品質で実現、迅速なデータ回復をサポートする。万一、災害等の影響で利用しているネットワークの回線品質が悪化した場合でも、マクデータ「Edge3000」、「USD-X」と、アラクサラ「AX3630S」を組み合わせることで、その影響を最小限にとどめ、安定したパフォーマンスでバックアップ・復旧を実施し、画像・音声・データ統合通信環境にも対応可能であるといった特長を備えているという。
「アラクサラ、住商情報システムと提携し、この卓越した高い災害対策ソリューションを日本市場に提供できることを嬉しく思っています。 今回、マクデータはストレージネットワークエクステンション機器のUSD-XとEdge3000の公式サポート機器として、初めて日本の国産製品であるアラクサラのAX3630Sシリーズを認定しました。今後、Eclipseシリーズも公式サポートされる予定です」。マクデータ・ジャパン代表取締役社長 石本龍太郎氏はこう述べている。
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