- 2006/07/20 掲載
インタースコープ、在宅で回答可能な新しいマーケティング手法「チャット評価グリッド法」を開発
【知財/知識活用】~時間や場所の制約なしで幅広く対象者へのインタビュー調査が可能に~
インターネットを活用した市場調査やマーケティングコンサルティングを展開するインタースコープは、新しい調査手法「チャット評価グリッド法」を開発したと発表した。この手法は、従来のインターネットを使った定型の調査に加えて、チャットを使い詳細な情報を聞き出すというもの。これによって、地方在住者や育児などのために外出しにくい主婦など、これまでインタビュー調査をしづらかった層も対象とする事ができるようになったという。
従来のパーソナルインタビュー調査では、居住地や調査に参加可能な時間の制約があるため、回答者の確保に比較的高いコストを要していた。今回開発した「チャット評価グリッド法」は、回答者が在宅で回答することができるので、会場への移動や時間帯の制約がない。このため、より多くの調査対象者へのインタビューが容易になるという。また、直接面接や電話調査などのインタビュー方式に比べて、厳しい評価・コメントなど、本音で回答しやすいというメリットもある。さらに、チャットのログが残るので発言録は不要で、ログをテキストマイニングすることも可能。
また、パーソナルインタビュー調査では、インタビュアーによるレベルのばらつきが課題となるが、「チャット評価グリッド法」はあらかじめ質問文を定式化できるため、インタビュアーの経験や能力に左右されることが少なく、調査の標準化ができる。「評価グリッド法」を用いることで、調査結果は生活者が持つ評価構造ツリーとしてまとめられるので、結果がわかりやすく、商品の企画や戦略の立案などにそのまま応用することができる。
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