- 2006/07/19 掲載
ジュニパーネットワークス CTO マットコロン氏「インフラネット構想を実現するためには技術革新が必要」
【IT基盤】10ギガビット級の処理能力を持つ「M120」マルチサービス対応エッジルータ発売
ジュニパーネットワークスは、10ギガビット級の処理能力を持つ「M120」マルチサービス対応エッジルータを発表した。この「M120」は、「Mシリーズ」マルチサービス対応エッジルータの次世代製品として、豊富な機能と拡張性を備え、アプリケーションの増加に伴うネットワークエッジにおけるサービスを包括的にサポートする。革新的なアーキテクチャ、卓越した冗長性、インターフェースの拡張性と優れたパフォーマンスを持つ「Mシリーズ」は、現在、全世界で25,000台を超える納入実績があるという。
「M120」マルチサービス対応エッジルータは、10ギガビットのコンフィギュレーションを収容するため、固定通信事業者、モバイル通信事業者、ケーブル事業者および大企業の次世代IPネットワーク構築を柔軟かつコスト効率よくサポートする。また、「M120」は、そのほかの「Mシリーズ」全製品と同様、全世界のサービスプロバイダー・ネットワークでの実績を持つ「JUNOS」モジュラー型OSを搭載している。
NTTアメリカのグローバルIPネットワーク・ビジネス・ユニット副社長 ダグ・ジュンキンス(Doug Junkins)氏は、次のように述べている。
「ジュニパーネットワークスのルータは、長年当社のグローバルIPネットワークの中枢機能を支えてきました。『M120』プラットフォームは、コンパクトに10ギガビットのアップリンク機能を収容しているため、当社のPOP(points of presence)におけるコスト競争力をさらに強化しています」

この「I-chip」によって、「M120」は10万を超える論理インターフェースをサポートすることができる。優れた拡張性と卓越したQoSによって、「M120」はパフォーマンスを犠牲にすることなく、プラットフォームあたりのサービスおよびユーザー対応能力を飛躍的に増大している。また、サービスの柔軟性ばかりでなく加入者一人当たりのコストも大幅に削減する。
IDCのイヴ・グリリック(Eve Griliches)氏は、次のように述べている。
「ジュニパーネットワークスの『M120』は、画期的な製品です。『M120』を導入することで、通信事業者は、単一のプラットフォーム上で、従来のネットワークに加えてIPTVやトリプルプレイ・ネットワークを構築することができるようになりました」
業界初となるパケット転送エンジンの拡張性を備えた「M120」は、マルチサービスエッジ市場に新次元の可用性と信頼性をもたらしている。
また、「M120」は、1+1や1:Nへの拡張性などの幅広いハードウェアの助長機能に対応しているため、通信事業者のプラットフォームを柔軟に最適化する。
ジュニパーネットワークスのアジア太平洋地域担当CTO(最高技術責任者) マット・コロン(Matt Kolon)氏は、次のように述べている。
「ジュニパーネットワークスが推進するインフラネット構想を実現するために、マルチサービスエッジ・ルータの分野での技術革新が必要でした。既存のインフラストラクチャでビデオ、ワイヤレス、ゲームなどのマルチプレイをサポートするためには、マルチサービスエッジ・ルータの機能強化が必要でした。『M120』と『JUNOS』モジュラー型OSをコンパクトなプラットフォームで組み合わせたことで、次世代のビジネスニーズに柔軟に対応していけると確信しています」
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