- 2006/07/19 掲載
日本ビジネスオブジェクツとアビームコンサルティングが「見える化」推進で協業
【M&A/提携】日本・アジアを基盤に、ビジネスインテリジェンスの大規模導入推進で協業
この協業は、日本市場に留まらず、広く海外展開している日本企業にもビジネスインテリジェンス(BI)の導入支援を推進するものだという。
BIは企業の中にある膨大な情報を、見える化し、経営戦略に反映する経営手法。昨今、「見える化」への注目がますます高まる中、経営管理を見える化するためのコンサルティングニーズが高まってきているという。ビジネスオブジェクツは、大手グローバル企業や大規模業務システムを導入している企業に対し、BIの普及・導入を進めていく方針である。
ERPをはじめとする業務システム分野において豊富な導入実績を持つアビーム コンサルティングは、今回の提携により、BIの導入を検討している企業に対し、世界的なシェアを持つビジネスオブジェクツのソリューションを容易に組み入れることができるようになる。これにより、顧客がビジネス分析と意思決定の正確性を確保し、生産性を大幅に高めることを可能にする。
ビジネスオブジェクツは、アビーム コンサルティングの顧客に対し、BI導入の推進、データの有効利用、さらにデータ統合等に関するソリューション提案を行い、製品(ビジネスオブジェクツ全製品)、コンサルティング、技術面等も含めた包括的な支援を進めていく。
具体的には、アビーム コンサルティングはビジネスオブジェクツと共同で、BIおよび業績管理ソリューションを導入するための業種別テンプレートを開発し、アビーム コンサルティングの業績管理ソリューションとして顧客に提供する予定。これによりアビーム コンサルティングは、BI導入コンサルティング、要求分析、可視化、データ統合、業績管理などを最適化し、迅速なBIの運用が可能となり、上流コンサルティングから実装にいたるまでのBI関連サービスを顧客に提供する。また、顧客企業内に分散されているBIツールを統合し、BIの標準化を可能にすることで、大幅なコスト削減や、全社一貫した情報活用、コンプライアンスへの対応など、企業競争力を強化するためのさまざまな目標をクリアすることも可能にする。
アビーム コンサルティング IES事業部 BI担当 プリンシパル 中世古操氏は次のように述べている。
「ERP導入企業にとって、今後BIの活用は必然となってくるでしょう。企業の意思決定のための信頼性を確保し、業績改善を進める上で要求されるのは、標準化が可能なBIソリューションと、データ統合を見越した先進的な高運用性だからです。ビジネスオブジェクツとのアライアンス締結はこれらのニーズを容易に具現化するものとして期待しています」
また、日本ビジネスオブジェクツ 代表取締役社長 印藤公洋は次のように述べている。
「最新のBIソリューションは、全社統合を志向しており、BIの標準化やデータ基盤の統合を積極的に推進しています。アビーム コンサルティングと当社の広範囲のソリューションおよびコンサルティングチームとの協業により、お客様のグローバルレベルでの成功にも貢献できるものと期待しています」
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