• トップページ
  • 北米の大手企業/組織の84%以上が1年以内にセキュリティ侵害を経験

  • 2006/07/18 掲載

北米の大手企業/組織の84%以上が1年以内にセキュリティ侵害を経験

【セキュリティ】過去3年で被害件数は17%増加

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
米CAは、北米の642の大手企業および組織を対象にセキュリティに関する調査を行い、その結果を発表した。調査によると、過去12ヶ月間にセキュリティに関する何らかの侵害(Security Breach)を受けた組織は全体の84%以上にのぼり、セキュリティ侵害件数が増加の一途をたどっているという。
 米CAは、北米の642の大手企業および組織を対象にセキュリティに関する調査を行い、その結果を発表した。調査によると、過去12ヶ月間にセキュリティに関する何らかの侵害(Security Breach)を受けた組織は全体の84%以上にのぼり、セキュリティ侵害件数が増加の一途をたどっているという。

 調査結果によれば、セキュリティ侵害件数は2003年より17%の増加を示しており、その被害による影響として、54%の組織が社員の生産性低下、25%が社会的信用や評判の損失、20%が収益や顧客数、その他の有形資産への悪影響を挙げている。また、セキュリティ侵害を経験した組織のうち、38%が社内リソースを要因とするセキュリティ侵害を受けたと回答している。

 さらに、セキュリティ対策の現状については、特に金融サービス業界を中心に、全社的な取り組みが不十分であるという認識が高いことを示す結果となった。組織のうち約40%が、全社的なセキュリティ・リスク管理の取り組みが不十分であると回答し、37%がセキュリティ対策への予算が少ないと考えている。十分な予算を投じていると答えた組織は、わずか1%に過ぎなかったという。

 その一方で、組織におけるセキュリティ侵害への対策が前進していることも示している。セキュリティ対策に取り組む組織のうち、近年最も顕著にみられた3つの改善点として、88%がセキュリティポリシーの文書化、83%が社員向けセキュリティ教育ポリシーの作成、63%が組織内における最高情報セキュリティ責任者(Chief Information Security Officer)の設置を挙げている。

 また、セキュリティ管理が一元化されていないことが、従業員の生産性に影響していることも明らかにした。新入社員や契約社員に対し、必要とするすべてのアプリケーションやシステムへのアクセス権を、入社初日から付与できると回答したのは、今回調査した組織のうち、6%に過ぎなかったという。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます