ソフトバンクBB、実験用PLCの設置許可を取得

　ソフトバンクBBは本日、総務省関東総合通信局より実験用高速電力線搬送通信設備の設置許可を取得したことを発表した。本日から10月31日までの約3か月間にわたり、同社本社内に実験設備を設置し、漏えい電界（以下ノイズ）強度の低減技術について実証実験を行っていく。

　この実験はPLC（電力線搬送通信：家庭やビルの電力線を通信回線として使用する通信技術）を施設するための実験。PLCは、家電やパソコンなどの通信機器をコンセントにつなぐだけで簡単にインターネット通信ができ、新たな通信線の施設工事を行わずに、安価な費用で接続環境を導入できる。さらに、従来の低周波帯（10kHz～450kHz）を利用する低速PLCに比べ、本実証実験で利用する高速PLC（2MHz～30MHz）は、光ファイバ並の高速通信が可能となる技術だという。

　同社は、本実証実験を通じて、有効性が確認された低減技術の実用性・利便性をさらに高め、より快適なブロードバンド環境の構築に貢献していきたいと考えている。