- 2006/07/11 掲載
NEC、PC検疫機能を強化したサイバーアタック対策ソフトを発売
【セキュリティ】ウイルスバスターとの連携によりPC検疫機能を強化
NECは、トレンドマイクロの提供する総合セキュリティ対策ソフトウェア「ウイルスバスターコーポレートエディションアドバンス」との連携など、PC検疫機能を強化したサイバーアタック対策ソフトウェア新製品「CapsSuite V5.0」の販売を開始した。なお、新製品の出荷開始は7月31日を予定している。
今回の強化により、「CapSuite」と「ウイルスバスターCorp.アドバンス」を連携し、セキュリティパッチを適用していないPCや、「ウイルスバスターCorp.アドバンス」の定義ファイルが古いPCなど、セキュリティレベルの低いPCに対して強制的にアクセス制限をかける検疫ソリューションを実現することが可能となる。
また、不正なPCの持ち込みを防止することでWinnyやShareなどの対策を実現する小型アプライアンス製品「InterSec/NQ30b」の強化も実施し、新たに以下の管理機能を実現した。
・「タグvLAN機能」に対応し、複数セグメントのLANを監視する機能。これにより、大規模複数セグメント環境下での導入コストと運用コストを大幅に削減することが可能。
・組織や部門ごとなど、ネットワーク構成に依存せずパッチ適用状況などを把握する管理機能。
「CapsSuite V5.0」の販売価格は332万円(500ユーザ)から、「InterSec/NQ30b」の販売価格は18万7千円(税抜)であり、NECでは今後1年間に両製品合計で300,000クライアントへの提供を見込んでいる。
近年、企業においては内部統制を強化するため、イントラネット内の管理体制やセキュリティレベルを向上し、ウイルスによる情報漏えいなどを未然に防ぐ検疫ソリューションに対するニーズが高まってきている。
このたびの新製品はこのような市場ニーズに応えるものだという。
今回の発表にあたり、トレンドマイクロ 日本代表 大三川彰彦氏は次のように述べている。
『トレンドマイクロ株式会社は、この度の「ウイルスバスター コーポレートエディション アドバンス」と日本電気株式会社の「CapsSuite V5.0」の技術的な連携強化を歓迎いたします。
ウイルスによる情報流出やネットワークの停止がお客様のビジネスに大きな影響を与える現在、ネットワークとクライアント双方における適切なセキュリティ対策の必要性は一層高くなっています。 今回発表された製品連携により強化された検疫ソリューションやWinny 対策がお客様の安全なネットワーク環境の実現に寄与することを確信しております』
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