- 2006/07/10 掲載
USシステムズ、新データセンター構築で顧客サービスを強化
【IT基盤】「Security Data Box」の提供を6月20日より開始
シスコシステムズは、ユニバーサルソリューションシステムズが、新しいデータセンターのネットワーク機器に「CiscoCatalyst6500シリーズ」をはじめとするシスコ製品を採用し、新しいデータセキュリティーソリューション「Security Data Box」の提供を6月20日より開始したと発表した。
USシステムズは、飲食店チェーンや中古品販売チェーン、アミューズメント施設などに対して、店舗システムや顧客管理システム、さらに統合的な経営管理システムなどをASPサービスにて提供している。徹底した顧客ソリューションを追求するという経営方針の下、迅速なサービス提供や安定したシステム運用などが、顧客から高く評価され、2005年、JASDAQへの上場を果たしている。
USシステムズの躍進を支えてきた情報システム基盤「ユニバーサルプラットフォーム」は、長年安定したサービスを顧客に提供してきたが、2000年に基本設計を行ったプラットフォームでもあり、定期的なシステムメンテナンスによる停止が必要だった。これをなくし無停止のサービスを提供するとともに、ビジネスの拡大に備えるため、同社は新データセンターの構築を行ったという。
USシステムズでは従来からシスコのネットワーク機器を利用しており、その実績と安心感から今回もシスコ製品を導入した。新データセンターのコアスイッチには「Cisco Catalyst 6500シリーズ」を利用。ファイアウォール サービス モジュール(FWSM)、Intrusion Detection System(IDSM-2)サービス モジュールを付加することによって、セキュリティも強化している。また、ファイアウォール サービス モジュールのバーチャル化機能、リソース管理機能を利用することにより、強力な階層防御の実現、および個々のセキュリティポリシーの設定・管理を可能とした。これにより、顧客システムごとの機密性を担保しつつ、柔軟かつ迅速にリソースの振り分けが可能になった。さらに、顧客にセキュアなネットワークを提供するため、Cisco ASA 5500で、VPN接続サービスを提供している。
今回このデータセンターに、Cisco Catalyst 6500シリーズとサービスモジュールを利用することで得られたメリットとして、以下の4つがあげられるという。
・Cisco Catalyst 6500シリーズの十分なキャパシティと拡張性により、急激な顧客の増大や、トラフィック増にも柔軟に対応できるようになった。
・ネットワーク バーチャライゼーションにより、顧客システムごとの機密性を担保しながら、柔軟かつ迅速にリソースを配分できるようになった。
・FWSMやIDSM-2サービス モジュールにより、高いセキュリティが実現できた。
・シスコ製品は、それを理解したエンジニアの数が多いので、エンジニアを集めることが容易。したがって、問題が発生した場合でも、製品に熟知した複数のエンジニアと意見の交換が可能なので、正確な判断が下せる。
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