- 2006/07/10 掲載
インターネットテレビの視聴者3割に達する~最も見てるのは「GyaO」~
【マネジメント】
日経リサーチは、インターネットテレビの視聴状況について、16-69歳の日経リサーチ・インターネットモニターを対象に調査結果を発表した。この調査によれば、インターネットテレビはネットユーザーの3割にすでに活用されており、ひとつのエンターテインメント・メディアとして育ちつつあることが明らかになった。また、インターネットテレビの視聴が増えることで、パソコンなどハードの選定にも影響を与えることが予想される調査結果も同時に発表した。
この調査は、日経リサーチが2006年6月16日から6月20日にかけて、16歳から69歳の日経リサーチ・インターネットモニターを対象に実施したもの。有効回収数は1092人。主要な25のインターネットテレビサイトをあげ、1ヶ月以内の視聴状況を尋ねている。
調査の結果、全体の65.8%が「どれも見ていない」と回答したが、残り、34.2%は視聴経験があることがわかった。一般的なインターネットにおけるストリーミングなど動画視聴については、男性10-20代、30代の利用が多い。しかし、今回設定した25サイトの視聴についてはやや傾向が異なり、男性では世代を問わず4割が視聴経験あり、と高い結果を示した。
具体的に見ている番組は「GyaO」が最も多く、23.4%であった。次いで「Yahoo動画」(15.4%)、「BIGLOBEストリーム」(6.7%)と続く。
インターネットテレビ視聴者の中でどのようなジャンルが視聴されているかを見ると「ニュース・報道」が最も多く43.6%。中でも40代以降の男性視聴者では半数以上が視聴。また、「アニメ・マンガ」も10-30代までの世代によく視聴されており、全体の21.4%と2番目に視聴が多いジャンルであった。また、そのほかのジャンルについては、若年層が「バラエティー」「音楽」「サッカー」「お笑い」、高年齢層が「映画」と視聴傾向が分かれる。
インターネットテレビ視聴者のネット利用時間帯を見ると、休日のプライムタイムのネット利用が、全体平均よりも高く、インターネットをエンターテインメントツールとして活用している姿がうかがえる。また、インターネットテレビ視聴者は「パソコンのモニターは、画質のきれいさにこだわる」という回答が45.7%と非視聴者(30.5%)に比べて高く、インターネットテレビの普及が、パソコンというハードの価値にも影響を与える可能性を持っていることがわかった。
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