- 2006/05/31 掲載
トリップワイヤ、サーバからネットワークに加えられた変更を検知し一元管理するコンプライアンス製品を発表
Tripwireは、ある状態のスナップショットをとり、あらゆるデータのあらゆる変更を検知するソフトウェア。今回のTripwire Enterprise 5.5 日本語版は、サーバからネットワークに加えられた変更の検知を一元的に管理し、そのすべての変更履歴を保持する。また、同製品はさまざまなレポート機能を持ち、外部アプリケーションとの連携を可能にする。

同社の代表取締役社長 北原真之氏は、「1つの製品で3つのベネフィットを提供できる」と語る。システムの設定変更の際に、そのプロセスを確立し、このプロセスに乗っ取らない変更や計画外の変更がされていないかなども検知し、正しく設定が変更されていることを保証するなど高い可用性とシステムの整合性を保証する。 また、同氏は予防重視の偏重を指摘し、「どういう攻撃があったかだけでなく、どういう影響をおよぼしたかを検知する」仕組みを持つ点を強調。最後にJ-SOX法の施行に言及し、ITの全般統制、業務処理統制を実現し、財務報告書に意味のあるレポート出力機能に触れた。

現在同製品はローカライズ中で、7月3日から受注を行い、8月21日から順次出荷を開始する。価格は中央管理サーバのライセンスであるTripwire/Server 5.5 日本語版が185万円、Webサーバなどの各種サーバ向けライセンスTripwire Enterpris/FS 5.5 日本語版が19万8,000円、スイッチなどにエージェントレスで導入するTripwire Enterpris/ND 5.5 日本語版が5万7,600円(1-99ノードの場合)。また、これらを組み合わせたバンドルパックは198万円から。
Windows、HP-UX、Solaris、AIX、RedHat Enterprise Linuxなどの各バージョンのサーバに対応する。
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