- 2006/05/22 掲載
沖データとアノト、手書きソリューション分野で提携強化
アノトパターン印刷の適合高速プリンタとして、世界初A3カラー機を認定
沖データと、Anoto Group ABは、今年1月に発表した手書き入力ソリューション分野の提携第二弾として、高速A3カラーページプリンタ「MICROLINE 9600PS」をアノトパターン印刷適合プリンタとして新たに認定すると発表した。今回の認定は、A3カラーページプリンタとしては世界初の適合となる。
アノト機能を活用した手書き入力ソリューションにより、アノトパターンが印刷された帳票にデジタルペンで文字や図形を記入するだけで、キーボードやタブレットを使用することなくデータをデジタル化し、入力・保存・送信することができる。アノト機能に対応した専用紙には、0.3mm間隔で微細なドット(アノトパターン)が紙全体に印刷されており、デジタルペンがこのアノトパターンを読み取ることで、ペンの軌跡をデジタル化する。
沖データは、微細なアノトパターンを安定した印刷品質でオンデマンド印刷(帳票を利用する現場で即座に印刷すること)できるプリンタとして、小型カラーページプリンタ「MICROLINE 5400」の適合認定を既に取得している。「MICROLINE 5400」の認定により、オフセット印刷では実現できなかったアノト機能ソリューションが数多く開発されている。しかしながら、プリンタによるアノト機能対応専用紙の印刷が可能になると、数百枚から数千枚程度の中ロットの印刷もプリンタで行いたいという要求が多数来るようになった。また、記入項目が多い帳票アプリケーションにも対応できるよう、A3サイズのアノト機能対応専用紙が印刷できる適合認定プリンタが求められていたという。

こういった要求に応えするために、沖データとアノトは、アノト機能対応専用紙を高速に印刷できるA3カラーページプリンタの適合認定を進めてきた。今回、適合認定機種に追加された「MICROLINE 9600PS」は2005年5月より販売を開始、全世界で活用いただき、適合認定は全世界で有効になる。このプリンタは、微細な発光ダイオードを使用した沖データ独自のDigital LEDヘッドによる高精細印刷と、デザインやDTPの分野で鍛え上げられてきた印刷品質の安定性を実現している。
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