- 2006/05/09 掲載
野村総研、オープンソースを利用したシステム基盤関連事業を拡大
野村総合研究所は、Tomcat、JBoss、MySQLなどのオープンソースソフトウェア(OSS)を組み合わせて、信頼性の高い企業向けのシステム基盤を実現するための、エンタープライズ・オープンソース基盤「Openstandard(オープンスタンディア)」の関連事業を拡大すると発表した。
この度、他の大手ソリューションベンダーに先駆けて、さらなる開発効率の向上を目指し、オープンソース基盤を利用用途別にパッケージ化した。また、これらのパッケージに対して、システム障害ごとの修正パッチの提供や長期間保守(7年間)など、保守サポートサービスを強化した。さらに、7月よりパートナー企業と協力して、「OpenStandia」の導入支援体制を拡充するという。
サービス拡大のポイントは以下の通りである。
1.オープンソースソフトウェアをパッケージ化
OSSを企業の大規模システムでも短期間で導入できる2つのパッケージを用意したという。「OpenStandia/Application Server」は、これまで「OpenStandia」で提供してきたJavaベースのwebアプリケーション・サーバの主力パッケージ。もうひとつの「OpenStandia/BI Server」は、大量のデータをさまざまな軸で分析する“多次元情報分析システム”の構築を容易にするパッケージである。パッケージ自体は無償で提供され、NRIはこれらのパッケージに対して、技術支援サービス、保守サポートサービスなどのサービスを有償で提供するという。
2.システム障害ごとの修正パッチ提供と長期間保守
保守サポートサービスの一部として、設定や運用では回避できない緊急度の高い障害に素早く対応するために、システム障害ごとに修正パッチを提供する。
また、長期間にわたって継続してシステムを運用できるよう、保守サポートサービスを提供する期間を最長7年間とする。
3.パートナー企業を増やしてサービスを拡充
ハードウェアベンダー、Linuxディストリビューター、システムインテグレーターなどと協力し、7月より「OpenStandia」の導入支援体制と保守サポートサービスを拡充する。
関連コンテンツ
PR
PR
PR