- 2006/05/08 掲載
日本オラクル社長 新宅氏「NECの発表を歓迎」
「NC9000シリーズ」は、国内の固定通信事業者向けにIP電話サービスの基盤製品として豊富な導入実績を有する通信制御ソフトウェア「CX6820シリーズ」、および国内外の携帯電話事業者の商用サービス/トライアルにて稼動実績を有するIMS(IP Multimedia Subsystem)基盤プラットフォームを統合した製品である。
「NC9000シリーズ」を活用することで、
(1)固定通信網と携帯電話網の双方においてIP技術を利用したマルチメディアサービス
(2)次世代ネットワーク(NGN)にて実現が見込まれる固定通信と携帯電話を融合したサービス(FMC:Fixed Mobile Convergence)を提供するための基盤システムを効率的に構築・運用することが可能となる。
また、「CX6820シリーズ」の高信頼ミドルウェアを強化し、システム障害の迅速な検出・解析を可能とする監視機能や、障害時のサーバ切り替えを可能とする高速クラスタ機能などを提供することで、システム稼働率99.9999%(年間停止時間約13秒以下)という局用交換機と同水準の高信頼性を実現するという。
『NC9000シリーズ』の主な特長は、「固定通信網・携帯電話網の双方でIPマルチメディアサービスの提供が可能」「局用交換機と同水準の高信頼性を実現」「複数のハードウェア製品に対応」があげられる。
通信事業者においては、固定通信と携帯電話の融合、通信と放送の融合、通信と決済をはじめとするサービスシステムとの融合などを可能とする次世代ネットワークの構築を本格化する動きが出てきている。また、次世代ネットワーク構築にあたっては、安心・安全なサービス提供を実現するため、信頼性の高い基盤システムを効率的に構築したいというニーズが高まりつつある。
このたびの発表にあたり、各社は以下のコメントをしている。
日本オラクル株式会社 代表取締役社長 新宅正明氏、「日本オラクル株式会社は、このたびの日本電気株式会社による新製品『NC9000シリーズ』の発表を歓迎いたします。通信事業者向けの通信制御ソフトウェアとして市場投入される『NC9000シリーズ』と連携して、加入者情報の一元管理を可能とするSMS(Subscriber Management System)サーバのデータベースとして『Oracle Database』が採用されています。
NGN(Next Generation Network)において固定通信と携帯通信を融合した新しいサービスの提供が期待される中、その通信を支える『NC9000シリーズ』と連携する加入者一元管理機能部分においても、高い性能と信頼性が求められます。『Oracle Database』の採用により、『NC9000シリーズ』を活用したNGNにおいて安定したサービスを提供できることを確信しております。今後も日本電気株式会社との協力体制を強化し、NGNの実現を支援してまいります」
ヒューレット・パッカード カンパニー OpenCall事業本部 バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー ジャン・レネ・ブービエ氏、「日本電気様とHPは、これまでも『CX6820シリーズ』におけるソフトウェア、ハードウェアの両面での支援により、強固で、戦略的な関係を築いてまいりました。HPは、今後もIMSの分野において両社の協調拡大と、HP OpenCall Media Platform(OCMP)と連携するNEC NC9000シリーズの発展に期待しています」
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