- 2006/05/08 掲載
サイボウズが内部統制対応製品を発売
サイボウズは、ワークフローシステム「サイボウズ ワークフロー for ガルーン 2」(以下サイボウズ ワークフロー)と、合計50箇所の改善を行った「サイボウズ ガルーン 2」のバージョンアップ版「サイボウズ ガルーン 2.1」を夏までに発売を開始すると発表した。両製品を合わせて利用することで「内部統制」の運用を支援でき、また社内の業務効率向上も可能になるという。
粉飾決算など企業会計における不正や資本市場のグローバル化などを受けて、「日本版SOX法」を含む金融商品取引法案が2008年4月1日以降に適用される見込みである。日本版SOX法が特に求めているのが内部統制の構築。内部統制とは組織が健全に運営されるよう各業務で所定の手続きを定め、管理・監視を行う仕組みを意味する。この内部統制を実施するにはITを駆使した情報システムが大きく貢献するが、システム担当者は構築や管理に多大な時間をとられ、また、実際に利用るるエンドユーザーには高いITリテラシーなどが求められるケースもある。
そこで、サイボウズは、内部統制に関わる一連の仕組みを考慮し、システム担当者が簡単に構築・管理でき、また初心者のエンドユーザーでも簡単に使える「サイボウズ ワークフロー」を開発した。この製品は簡単に利用できるため、社内の利用率が上がり、内部統制で重視される「PDCAサイクル」の活性化も実現するという。
具体的には、Web画面上でワークフローのフォーム作成から申請経路の設定まで容易に構築でき、また、決議した内容や経緯などの情報を簡単に保存・検索できる機能が搭載されている。さらに、システム担当者の設定によって、内部監査部門など他の部門に運用権限を委譲することが可能になるので、担当者の負荷が大幅に軽減される。これらさまざまな機能により組織の情報流通スピードを劇的に向上させ、業務改革を更に促進させることが可能になったという。
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