- 2006/05/08 掲載
「Citrix Presentation Server」で業務効率とセキュリティを同時解決
情報漏えい対策(セキュリティ)にはパソコンに重要なデータを残さないこと
Winnyを介したウィルスによる情報漏えいは、警察、自治体から民間企業まで、さまざまな組織で報告されている。情報漏えいの問題は、漏洩される情報量の多さだけではなく、顧客情報や機密情報といった高度な機密データがインターネットで世界中のあらゆる人に、なんら制限なく公開され、自由に取得できてしまうことにある。これは企業の信用を揺るがしかねない問題を引き起こす可能性があり、内閣官房情報セキュリティセンターがその危険性を促すメッセージを発信するなど大きな社会問題になっている。
Winnyを介したウィルス感染を防ぐには、職場でのパソコンやデータの取り扱いに関するルールを徹底したり、ウィルス対策ソフトを常に最新版に設定したり、USBメモリーなどの外部記憶メディアの使用を制限するなどのルールの厳格化が必要になる。しかし、厳格な運用ルールの徹底は、夜間残業や休日出勤の増加、社外から営業に必要なデータを入手できないなど、業務効率の低下を引き起こす。
こういった背景の中、シトリックス・システムズ・ジャパンでは、企業向けの情報漏えい防止対策に「Citrix Presentation Server」を使ったソリューションを提供している。この導入により、すべての情報をサーバで一括管理し、データを各PCに保存させない運用を可能にする。ユーザーは、「Citrix Presentation Server」経由でサーバにあるデータを編集する。この際、たとえPCがWinnyに感染していたとしても、画面のビットマップと差分情報だけをやりとりし、ファイルには直接アクセスしないため、ファイルが感染することはないという。重要なデータを持ち歩く必要が無いので、Winnyによる情報流出の心配や、パソコンの紛失による情報漏えいを防止することができる。
また、各データのコピーやアクセスについてのルールを柔軟に設定できる。データにアクセスできるユーザー権限を設定したり、データをCD-ROMなど外部メディアへの保存の可否についても細かく制限することで、ユーザーにルールを徹底することができる。またIT管理者がデータを保存しているサーバのセキュリティソフトをアップデートするだけで、サーバ内の全データを新しい脅威から守ることができる。
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