- 2006/05/01 掲載
ユニアデックス、IT資産管理ソフトにITIL準拠のサービスレベル管理機能を追加
「ADMi-21」シリーズは、企業に設置しているパソコンやサーバー、各種ソフトウエアの導入状況などIT資産の全体像を一括して捉え、効果的な運用管理に結びつけるシステムとして販売されてきた。
最新の「バージョン5.1」(2005年10月発売)では、ITILで定義されている管理プロセスに則した「構成管理機能」「インシデント管理機能」「問題管理機能」「変更管理機能」「リリース管理機能」などを搭載してきたが、今回はさらに「サービスレベル管理オプション」として「キャパシティー管理」や「可用性管理」などのサービスレベル管理機能を追加し、IT利用に関わるユーザーの効率化を促進していく。 「サービスレベル管理オプション」の主な特徴は2点。
1つ目は、システムの稼働状況を評価して、管理者へ報告する点。ITサービス提供者とユーザーの間で交わされたサービスレベル合意文書(以下SLA:service Level Agreement)に明示されている項目と目標値、あるいはユーザー自身が設定した目標値に対して、システムがどのように稼働しているかを評価し、管理者に報告する機能が組み込まれている。
例えば、CPUやハードディスクなどの稼働状況を管理する「キャパシティー管理」、平均障害間隔・平均復旧時間などを管理する「可用性管理」などであり、ユーザーはこれらが目標値通り稼働していない場合に生じる無駄なコストや時間・問題点などを早期に発見し改善に結びつけることができる。
2つ目は、SLAの合意項目や目標値などの設定が容易な点。通常SLAは、ユーザーにより合意項目も目標値も千差万別だが、「サービスレベル管理オプション」に備わっているITILに準拠したテンプレートを利用することで、ユーザー自身が自社に適合した設定を簡単に行うことができる。
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