- 2006/04/28 掲載
新銀行東京とSBIキャピタル、出資額27億円の投資ファンド「首都圏企業再生ファンド」を設立
首都圏企業再生ファンドは投資事業有限責任組合法に基づいて設立され、新銀行東京が有限責任組合員として25億円を出資、SBICが2億円を出資するとともに無限責任組合員として投資先の発掘、投資の実行及び回収を含む実務を担当する。新銀行東京は「東京再生」を使命として独自の中小企業ファイナンスを展開しているが、本業を補完する形でファンドの持つ機動性に着目し、再生ファイナンスの分野(特に企業再生・メザニン投資ファンド)で実績のあるSBICとパートナーシップを結ぶことを決定したという。
メガバンク等による大企業向けの不良債権処理は一段落したと言われているが、地域金融機関等の顧客の中で、本業に収益力をもちながら過去の投資や事業多角化の失敗等による過剰負債を抱える中小企業は首都圏においても多く存在する。このファンドはそのような企業を対象に、さまざまな保全策を講じた上での新規資金の注入、業況不振企業の買収資金供与等を目的に設立したもである。新銀行東京のもつネットワークとSBICの再生ノウハウを生かし、首都圏の企業再生及び地域金融機関の不良債権処理に貢献するという。
関連コンテンツ
PR
PR
PR