- 2006/04/27 掲載
日本IBM、オープンメインフレームのラインアップを刷新
日本IBMは、ユーザー企業が最適なシステムを、無駄なく選択し、活用できるように、プロセッサーの処理能力規模を従来より細かく設定したオープンメインフレームの新製品「IBM(R) System z9 TM Enterprise Class(以下、IBM System z9 EC)」とIBM System z9 Business Class(以下、IBM System z9 BC)」を発表、ラインナップを刷新した。また、1月に開発意向表明をおこなったデーターベース処理専用プロセッサー(System z9 Integrated Information Processor、以下xIIP)も正式発表した。新しいSystem z9の出荷開始は、5月26日を予定しているという。
今回、発表した「IBM System z9 EC」は、ハイエンド機である「IBM System z9 109」の名称を変更するとともに、従来の約1/3程度の小さな処理能力規模を必要とされるユーザー企業まで幅広くカバーするように機能を拡張した製品である。
また、新しいミッドレンジ機である「IBM System z9 EC」はユーザー企業が自社のシステム要件にとって最適な処理能力規模を無駄なく選択することができるように、73種類もの処理能力規模を選択できる。この処理能力規模の拡張は以前の同等製品(IBM eServer TM z890)に比べ、約2.6倍のバリエーションとなる。加えて上位機種であるIBM System z9 ECへのアップグレードも可能となっている。
さらに、今回、正式発表したデーターベース処理専用プロセッサー(zIIP)は、データベース関連処理を専門に実行するプロセッサーで、汎用プロセッサーの演算能力をより有効に活用することができるという。
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