- 2006/04/25 掲載
ヴイエムウェア、バーチャルデスクトップインフラストラクチャアライアンスを設立
仮想化技術とは、サーバ上に仮想的な複数のPCを作成することで、アウトソーシングや外部への業務委託、遠隔勤務などに伴うデータセキュリティとプライバシの確保、またデスクトップの標準化、セキュリティ、およびコンプライアンス確保などを行うというもの。
VDIAでは、富士通、富士通シーメンス、日立製作所、HP、IBMといった参加企業との協力により、ヴイエムウェア仮想インフラストラクチャおよびパートナー企業のハードウェアまたはソフトウェア製品による、デスクトップホスティング製品、サービスの検証と統合を行う。顧客は好みのパートナーを自由に選択し、自社のニーズに合ったソリューションが展開できる。
アライアンスの発足にあたって参加した企業は、Altiris、Appstream、Ardence、ATOS Origin、チェックポイントソフトウェアテクノロジーズ、シトリックス、ClearCubeTechnology、Devon IT、Dunes Technologies、富士通、富士通シーメンス、日立製作所、HP、IBM、Leostream、Ncomputing、NEC、Platform Computing、Propero、Provision Networks、Route1、Softricity、サン・マイクロシステムズ、Wyse Technology、Zeus Technology。
WTC コミュニケーションズのネットワーク管理担当者、ジム・ジョーンズ氏は「ヴイエムウェアのバーチャルデスクトップインフラストラクチャを導入したことにより、新しいコンピュータが必要になったときにも簡単に、かつ安価にシンクライアントを作成できるようになりました。古いデスクトップを使用するユーザーであっても仮想マシン上のWindows XPに対してRDP(Remote Desktop Protocol:リモートデスクトッププロトコル)を使用することができ、また処理速度の問題はまったくありません。」と述べている。
また、ヴイエムウェアの製品およびアライアンス担当副社長、ブライアン・ビョンは「セキュリティと管理の強化のため、企業がヴイエムウェアの仮想インフラストラクチャによりサーバ上にデスクトップのホスティングを行うようになって4年以上になりますが、バーチャルデスクトップインフラストラクチャには引き続き強い関心をいただいています。ウェブによって多くのアプリケーションがホステッドサービスに変わったのと同様、仮想化によってデスクトップ全体が常に起動した状態、動的に拡張可能、かつ集中的にセキュリティ維持と管理が可能な、サーバによってホストされた環境となりました。デスクトップ仮想化の展開と採用を加速する、バーチャルデスクトップインフラストラクチャアライアンスの設立を発表できることを非常に喜ばしく思っています。」と述べている。
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