- 2006/04/19 掲載
日本オラクルとEMCジャパン、内部統制強化のドキュメント管理分野で協業
日本オラクル(株)とEMCジャパン(株)は、内部統制強化やコンプライアンス対策を目的としたドキュメント管理の分野で協業すると発表した。この協業によって、日本オラクルのコラボレーティブ・アプリケーション「Oracle Collaboration Suite 10g」とEMCのWORM(Write Once Read Many)デバイスであるコンテンツ・アドレス・ストレージ「EMC Centera(TM)」の連携を実現し、厳格なドキュメント管理による企業の内部統制強化を支援する。
昨今、個人情報保護法やe文章法、通称日本版SOX法の導入が決定されたことなどにより、企業の内部統制強化がますます重要な課題となっている。企業が、内部統制を強化する際には、厳格な社内文書の管理を実現するIT基盤の整備が必須である。こうした要件への企業の取り組みを支援するため、日本オラクルとEMCジャパンは、データの改ざんを不可能にするレコード管理機能を備えた「Oracle Collaboration Suite 10g」と、厳格なデータ保管機能を備えた「EMC Centera」の連携を実現させた。
オラクルが提供する「Oracle Collaboration Suite 10g」は、企業内のファイルサーバーやPC上に散在しているデータをセキュアに一元管理したり、個々のユーザーが簡単にデータの管理を行ったりユーザー間でデータの共有や活用を行う機能である「Oracle Content Services」を備えたコラボレーティブ・アプリケーションである。このアプリケーションの新バージョンには、レコード管理機能「Oracle Records Management」がオプション機能として備えられ、ドキュメントを読み取り専用のドキュメント(レコード)として管理することができる。一方、EMCの「EMC Centera」には、コンテンツ・アドレスという仕組みでデータ保管機能が実装され、この機能によってハードディスク上のドキュメントの改ざんを一切不可能にする。これらの製品を連携させることにより、ドキュメントの作成から破棄までのドキュメント・ライフサイクルをシームレスに、かつ厳格に管理することが可能になるので、内部統制で求められる厳しい要件を満たすことが可能となる。
また、同ドキュメント管理基盤は、オラクルのアプリケーション製品ともシームレスに連携します。例えば、コンプライアンス業務を合理化するオラクルのアプリケーション、「Oracle Internal Controls Manager」と連携することも可能。この連携によって、効率的な内部統制を、改ざん不可能なレコード管理や厳格なデータ保管によってさらに厳格に行うことができるようになutoiu 。
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