- 2006/04/18 掲載
富士通、3G携帯回線と無線LANを同時に使えるVPNルータを発売
富士通は、このほど、企業のブロードバンドネットワーク構築に最適なIPアクセスルータ「GeoStream(ジオストリーム)Si-Rシリーズ」のラインナップ強化として、3G携帯回線と無線LAN回線が同時に利用できるVPNルータ「GeoStream Si-R240」を開発し、4月18日より販売を開始する。
この製品は、3G携帯回線やPHS回線を高速WAN回線として利用でき、短期間でネットワークの導入ができる。また、無線LANと併用することにより、物理的な配線の制約を受けないLAN,WAN環境を容易に構築でき、移動店舗・仮設事務所などで効果的に活用できる。
さらに、例えば3G携帯回線をADSL回線のバックアップとしても活用でき、信頼性の高いネットワークシステムを構築できる。
企業ネットワークの構築においては、導入工事から契約・開通まで、一般的に数週間を要し、また、一度ケーブルを配線してしまうと、開通後のレイアウト変更の負担が大きくなる。この製品は、通常のLANポート以外に、カードスロット(PCMCIA)を2スロット標準搭載し、各種データ通信カードを挿入すれば、3G携帯無線やPHS、無線LANなどを利用できる。無線の届く範囲での短期、かつ自由なレイアウトでのルータの設置ができ、また、設置後のレイアウト変更が容易にできるので、移動店舗・仮設事務所など利用環境が頻繁に変更されるような業務、現場での活用に適している。
また、セキュリティ対策として、これまでのIPsec方式のハードウェアによる高速暗号化やファイアウォール機能に加え、業界で初めてVPNルータに採用した「セキュリティチップ」により、パスワード・通信暗号化に必要な鍵情報管理をおこなっている。この「セキュリティチップ」により、ルータのセキュリティ情報を他ルータにコピーすることが出来ないため、悪意のある者が機密情報を外部に持ち出すことを防止することができる。
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