- 2006/04/17 掲載
西武鉄道,ICカード乗車券導入など、2006年度232億円の設備投資を実施
安全対策、環境対策などに加え、非接触カードの導入および特急券のWeb予約で利便性向上を図る
安全対策としては、既存の機能に加えて急な曲線、分岐器箇所等の制限速度に対しても、より安全性を高めるため、自動列車停止装置(ATS)の更新を行う。サービス向上としては、人にやさしい鉄道をめざしてエレベーター・エスカレーター・多機能トイレなどのバリアフリー設備の設置やホーム待合室の設置をさらに進めるほか、利便性の一層の向上を図るため、東京メトロ13号線との相互直通運転を目指し、車両の改造工事に着手する。
また、2006年度からパスネット加盟各社局およびバス共通カード各社でICカード乗車券を導入し、JR東日本Suicaと共通で関東地区相互利用ICカードサービス(PASMO)の提供を開始する。さらに、特急システムについても、ICカード乗車券導入にあわせて、パソコン・携帯電話からの特急券のWeb予約ができるようになるという。
環境対策としては、9000系車両を省エネルギー化する工事を引き続き行う。また、軌道検測と架線検測を同時に行うことができる総合検測車を導入する。
輸送力増強としては、混雑緩和のために進めてきた池袋線・桜台(新桜台)~石神井公園間の高架複々線化事業のうち、残る石神井公園駅付近について、2007年度中の事業着手に向けて関係機関との協議を進めていくという。
高架複々線化が完成した池袋線練馬~中村橋間
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