- 2006/04/10 掲載
日本ベリサイン、RFID導入支援コンサルティングサービスなど提供開始
日本ベリサインは、企業がRFID(無線ICタグ)を自社のシステムに導入し、サプライチェーンマネージメント(SCM)の効率化を支援する「ベリサイン サプライチェーンサービス」として、これまで提供している評価試験用サービス「VeriSign EPC Starter Service」に加え、2006年4月10日よりコンサルティングサービスの提供を開始すると発表した。
無線チップにより人や物品を識別・管理する仕組みであるRFID(無線ICタグ)は次世代の流通システムの基盤技術としてその可能性を大きく評価されており、国内においても大手小売業が商品管理システムに導入するなど、RFIDを使った流通の効率化の流れが加速している。
またRFIDの情報をインターネットを介して共有し流通させるための仕組みであるEPCglobal Networkと組み合わせて活用することでサプライチェーン上の様々な地点を通過する際に生成されるRFID情報の収集、活用が容易に行えるようになる。しかし、現在RFIDを自社のシステムに導入する際には、新しい技術であるため膨大なコストと同時に、技術的な多くのノウハウが必要となっており、企業の大きな負担となっている。
日本ベリサインの親会社である米国ベリサイン・インクはRFID利用に関する国際規格の標準化団体である「EPCglobal」の一員として仕様策定の作業に参加するだけでなく、EPCglobal Networkの基幹システムであるONS(Object Naming Services)ルートサーバの運用を行っている。また小売業、製造業だけでなくGlobal2000企業の多くに対してRFID技術およびシステムを設計、導入、管理を行ったノウハウを有している。日本ベリサインは2004年10月よりRFIDの評価試験を行うためのネットワークサービスである「VeriSign EPC Starter Service」を提供していたが、ベリサイングループが持つRFID関連ノウハウを活用し、企業のRFID導入の動きを支援し、流通システムの品質向上と効率的なSCMの実現のためのサービス群として「ベリサイン サプライチェーンサービス」の提供を開始する。そして2006年4月10日よりRFID導入の際の各状況に対応したコンサルティングサービスの提供を行うという。
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