ファウンドリーネットワークスおよびLimelight Networks Inc.は、米国ラスベガスで開催の「TelecomNEXT」において、ファウンドリーネットワークスのNetIron XMRルータの導入を決定したと発表した。

　Limelight NetworksはファウンドリーネットワークのすべてのCDN（Content delivery Network）センターにNetIron XMR IP/MPLSルータを採用することで、グローバルに展開している分散型ピアリングおよびブロードバンドの直接接続を世界規模にスケールアップする。

　他社のCDNと比較して、Limelight Networksのネットワーク アーキテクチャは、すでに1世代先を進んでいるが、今回ファウンドリーネットワークスの次世代IP/MPLSルータを導入することで、さらにビジネスの急成長に伴う様々な要求に応えることが可能になる。

　ファウンドリーネットワークスのNetIron XMRは、大規模サービスプロバイダIP/MPLSネットワーク向けの製品だが、これによりユーザーは、市場に出回っている他の製品の追随を許さない完全な機能を実装したルーティング、キャリアレベルの信頼性、卓越したスケーラビリティ、低い　TCO（システム総保有コスト）のすべてを統合した独自のソリューションを展開することが可能になるという。

　今回のLimelight NetworksによるNetIron XMRの導入決定は、業界で最も優れたパフォーマンスと効率のよいコンテンツ配信ネットワーク実現に対するファウンドリーネットワークの確固とした姿勢をあらためて明確にした結果であると言える。

　Limelight Networks　CTO（最高技術責任者）、ネイサン・ラシボルスキ氏（Nathan Raciborski）は次のように述べている。

　「現在私たちはデジタル　メディア配信の急激な成長の真っ只中にあり、２００６年中に当社の　ＣＤＮ　サービスが扱うトラフィック量は２倍以上に増えると予想しています。このような環境の中、私たちはグローバルに分散されている大量のコンテンツ配信環境をつなぐ要として、ファウンドリーネットワークス社の　ＮｅｔＩｒｏｎ　ＸＭＲ　ＩＰ／ＭＰＬＳ　ルータに高い信頼を寄せています。ファウンドリーネットワークス社のソリューションによって、私たちはお客様のニーズに合わせて　ＣＤＮ　を迅速にスケールアップさせていきながら、最高レベルのネットワーク　パフォーマンス、柔軟性、効率を実現、維持することが可能になりました」