- 2006/03/29 掲載
沖電気、携帯情報端末からVoIP通信ができる「モバイル緊急通報システム」を開発
沖電気工業は、このたび無線LAN上でのMicrosoft(R) Windows Mobile(TM)搭載PDA端末(携帯情報端末)からVoIP通信を行うことが実現できる「モバイル緊急通報システム」を開発し、4月より販売を開始すると発表した。このシステムでは、沖電気工業の「Com@WILL(R)ソフトフォン」としてIPテレフォニーサーバ「IP CONVERGENCE(R) Server SS9100(以下、SS9100)」と連携することにより、音声、映像、データを統合的に扱うことのできるトリプルプレー対応携帯型IP電話として利用することが可能になるという。
近年、IP電話の導入が進み、その目的がコスト削減から業務生産性の向上と競争力強化へと比重が移りつつある。また、ブロードバンド化が進み、モバイル端末での情報入手がますます多岐にわたってきているなど、電話などのコミュニケーションと業務アプリケーションを連携し、モバイル環境で様々な情報を効率的に利用したいという市場ニーズが高まってきている。その中でも特に警備システムに市場からの要望が強く、商品化することになったという。
今回発売する「モバイル緊急通報システム」は、「SS9100」とPDA端末の連携によるVoIP(音声)、映像、データ通信を無線LANネットワークを介したトリプルプレーを実現する。音声通話機能としてPDA端末間の1対1通話や会議通話、緊急通報や一斉指令の機能も保有し、管理センタとPDA端末間のみならずPDA端末相互でも通話可能であり、機動性に優れた通信環境を提供する。また、沖電気が持つ高音質IP電話技術「eおと(R)」にも対応しているため、従来のIP電話よりもはっきりとした音質で通話が可能になっており、緊急時においても正確に聞き取りやすい通話を実現するという。
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