- 2006/03/27 掲載
松下など、ETC車載器を使った月極利用者向けサービスの運用開始
松下電器産業 パナソニック システムソリューションズとMIDファシリティマネジメントはETC車載器のIDを使った月極利用者向けサービスの共同試験運用を3月27日から1年間行うと発表した。
現在、ETC車載器の搭載が1100万台(2006年2月末)と、急速に普及が進んでおり、両社はETC車載器を活用した民間駐車場でのサービスを検討してきた。このたびMIDファシリティマネジメントが運営している「MID築地パーキング」に松下電器が開発したETC対応のアンテナ・通信制御装置を設置、サービス試験・運用を開始するという。
月極利用者は、事前にETC車載器のIDを登録するだけで、毎日のパスカード定期券の駐車場機器への挿入などが不要となる。ETCによるスムーズな入出庫の実現で、高い利便性を提供する。
なおこのシステム(アンテナ・通信制御装置)は、松下電器が2004年9月から受注開始したもので、ETC車載器のIDを1000件まで登録が可能だという。IDを無線で取得し、照合することで、新設/既存のゲートの開閉を行うことできる。
試験運用終了後は、利用者の声や効果を見て、本サービスを開始する予定である。また、MIDファシリティマネジメントが運営する他の駐車場へも、次世代ETC/DSRC車載器を活用した「時間貸し利用者」への課金システム(固有IDの事前登録を不要とする)の導入もあわせて採用を検討していくという。
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