- 2006/03/13 掲載
NEC、オフショア運用サービスなど中国での企業向けアウトソーシング事業を強化
NECはこのたび、中国における企業向けアウトソーシング事業を大幅に強化することとし、新たに
(1)日本国内のシステムの運用・監視業務を中国で行うオフショア運用サービス
(2)日本ならびに中国の顧客のサーバを中国のデータセンタにおいて管理するデータセンタサービスの提供
、を開始する。なお、これらのサービスはNECの中国ソリューション事業を統括するNEC信息系統(中国)と連携して提供する。
NECでは本年12月から、日本企業としては初めて自社基幹システムの一部の運用を中国において新たに開始しており、このたび提供を開始するサービスはこうした活動の成果として実現したものである。
新サービスの主な特長は以下の通りである。
(1)オフショア運用サービス
企業内で利用されている情報システムの運用・監視業務を、中国国内に配置した専門要員により代行するサービス。中国に設置されたサーバの運用のみならず、日本において管理されているサーバの運用をネットワーク経由で実施することも可能であり、システム運用に関わる人的コストを大幅に削減することができる。
(2)データセンタサービス
企業が保有しているサーバを、NECソリューションズ(中国)が保有するデータセンタにおいて管理するサービス。NECの基幹システムの一部を運用するこのデータセンタは、専門の要員による24時間365日の運用体制を実現している。また、空調・電源・通信などの設備についても万全の管理体制を整備しており、日本で活用している基幹システムの災害対策(ディザスタリカバリ)や業務継続(ビジネスコンティニュイティ)などの用途にも活用することができる。
NECならびにNECソリューションズ(中国)では、これらのサービスを日本国内および中国に進出している日本企業向けに提供し、順次中国国内の企業にも対象を拡大している。また、本サービスの利用に関するコンサルティングサービスや関連する機器の提供なども合わせて実施することにより、中国におけるアウトソーシング関連事業について今後3年間に20億円の販売を見込んでいるという。
近年、製造業を中心とした多くの日系企業が中国に進出しており、それらの企業では資材調達から生産、物流に至るまでのサプライチェーンシステムを構築し、日本の本社で利用している基幹システムと連携させることで一連の業務効率化を目指すケースが増加している。しかしながら、中国国内で日本と同等のサーバ運用環境を実現するには相当の投資が必要になることから、構築したシステムを高度な運用ノウハウを有する事業者にアウトソーシングしたいというニーズが高まってきていた。新サービスは、こうしたニーズに応えるものであるという。
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