- 2006/03/03 掲載
NEC、ワールドコンピュータセンターに災害対策を強化した基幹システムを納入
NECはこの度、金融サービス/システムの開発・運用を手がけるワールドコンピュータセンターに、災害発生時でも停止することなく、業務を継続できる災害対策ソリューション「ディザスタリカバリシステム」を組込んだ基幹コンピュータシステムを納入したと発表した。
この度、納入した「ディザスタリカバリシステム」は、ホストコンピュータ(i-PX9000)と遠隔地にあるバックアップ用コンピュータ(i-PX9000)を100Mbpsの専用回線でつなぎ、互いのストレージ(iStorage A4900)間で直接データ転送を行うものである。
データ転送には、ストレージ内にバッファをもち、更新順序を保証してデータ転送を行う「セミ同期順序保証モード」を採用していること、業務処理を行うCPUに負荷をかけずに転送が可能なこと、などの特長を有している。これによって、災害によりホストコンピュータがシステムダウンしてもデータの復旧が迅速に行われ、業務が速やかに再開できるという。
ワールドコンピュータセンターは、ショッピングクレジットを主要取扱商品とするノンバンク、「ファインクレジット」のコンピュータ部門が昭和55年に独立した、クレジットシステムの開発/運用、システム開発業務の請負、SEの派遣などを主要業務としている。最近はERPパッケージの販売、導入支援サービスに注力している。
中堅クラスの信販システムでこのような本格的ディザスタリカバリシステムを有するのは同社が初めてであり、新システム構築にあたっては、現行業務に変更を加えず、昨年9月の設計開始から本年1月の移行終了まで4ヶ月という短期間で完成することができたという。
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