- 2006/02/28 掲載
シスコシステムズ、Scientific-Atlanta社の買収を完了
シスコシステムズは本日、Scientific-Atlanta社の買収が完了したことを発表した。Scientific-Atlantaは、セットトップボックス、エンドツーエンドの映像配信ネットワーク、映像システム インテグレーションを手がける大手グローバル企業。この買収により、シスコは、通信キャリア ネットワークやデジタル ホーム環境向けに、データ・音声・映像・モビリティを統合した世界クラスのエンドツーエンド ソリューションを提供することができるようになるという。
Scientific-Atlantaの買収契約が正式に成立したことをシスコが発表したのは、2005年11月18日のこと。Scientific-Atlantaの技術が加わることにより、シスコは、IP次世代ネットワーク アーキテクチャで、サービスの差別化を可能にするオープンなプラットフォームをプロバイダーに提供することが可能に なり、デジタル映像やIPテレビにとどまらず、ホームネットワーク環境向けの多様な統合メディア サービスの開発・提供を支援することができるようになるという。
買収が完了したことを受けて、CEOのジム マクドナルド氏が率いるScientific-Atlantaのチームは、シスコの上級副社長マイク・ボルピが指揮する、ルーティング&サービスプロバイダー テクノロジー グループに統合された。
買収契約の条件に基づき、シスコはScientific-Atlanta株に対し1株当たり43ドルの現金を支払い、発行済みオプションを引き受けた。買収金額は総額約70億ドル、Scientific-Atlanta社の現時点での現金残高を差し引くと、約51億ドルとなる。買収は一般会計基準(GAAP)に基づいて計上される。シスコは、今回の買収が2006年度のプロフォーマベースの収益には影響せず、2007年度のプロフォーマベースの収益に対しては若干の増益をもたらすものと予測している。
関連コンテンツ
PR
PR
PR