- 2006/02/17 掲載
日立など、セキュリティPC「FLORA Se210リモートアクセスパック」のレンタルサービスを開始
株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区、代表執行役 執行役社長:庄山 悦彦、以下 日立)はこのたび、オリックス・レンテック株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:馬着 民雄、以下オリックス・レンテック)および 日本通信株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:三田 聖二、以下 日本通信)と協業し、情報漏えいを防止し自席PCへの簡単アクセスを実現するセキュリティPC「FLORA Se210リモートアクセスパック」に、セキュリティPC本体とワイヤレス通信カードおよび通信費をセットにした、ワンストップのレンタルサービスを新たに品揃えし、4月1日より提供開始すると発表した。
日立はPC本体にはデータを保持せず、オフィスの自席PCやサーバにあるデータを利用することにより、モバイルPCの盗難や紛失などに対し抜本的な情報漏洩防止を実現したセキュリティPC「FLORA Se210」を昨年4月より発売している。
また、認証サーバや暗号化通信機能をASP(※1)サービスで提供することにより、自社内に情報システム部門をもたないユーザーでも、システム構築や運用コストをなるべくかけずに、出張先や自宅からオフィスの自席PCへ手軽にアクセスできるセキュリティPC「FLORA Se210リモートアクセスパック」を昨年9月より発売している。
(※1)ASP=Application Service Provider
今回提供される「FLORA Se210リモートアクセスパック」のレンタルサービスでは、オリックス・レンテックとの協業により、これまで「購入」のみであったセキュリティPC本体のレンタルを可能にした。
また、LANが使えない環境で使用する通信カードはこれまではユーザーで用意する必要があったが、日本通信との協業により最大384Kbps(ベストエフォート)の高速な3G データ通信サービスをワンストップで提供されるほか、セキュリティPC「FLORA Se210リモートアクセスパック」向けの定額料金(ボーダフォンコネクトカードのレンタル料を含む)の適用が可能となる。
【新製品の特徴】
1.システム構築なしで簡単・安価にセキュリティPCを利用可能
「FLORA Se210リモートアクセスパック」は、個人認証や通信の暗号化(128bit SSL)機能をASPサービスで提供するため、ユーザー側の認証・暗号化サーバの導入やシステム構築は不要。このため、既存の社内システムの設定を変更することなく(※2)、外出先や自宅のセキュリティPCからオフィスの自席PCへのセキュアなリモートアクセスを、簡単に実現することができる。
(※2)インターネット経由でのSSL通信を許可していない場合やProxyサーバが多重稼動しているなど、特殊な環境の場合は設定を変更する必要がある。
2.ハードウェアのレンタルとASPサービスにより初期投資コストを低減可能
「FLORA Se210リモートアクセスパック」レンタルサービスでは、セキュリティPCをレンタルサービスで提供する。更に下り最大384Kbps、上り最大64Kbps(ベストエフォート)の高速な3Gデータ通信をセキュリティPC「FLORA Se210リモートアクセスパック」向けの定額料金(ボーダフォンコネクトカードのレンタル料を含む)で利用することができる。
3.USB認証キーにより第三者のなりすましを防止
標準添付の「USB認証キー」とパスワードによるユーザー認証を行い、第三者のなりすまし等の不正アクセスを防止する。「USB認証キー」にはユーザー管理用の「アクティブ化コード」があらかじめ付与されており、自席PC側の設定時にも「アクティブ化コード」を登録するため、双方の「アクティブ化コード」が一致した場合のみ、自席PCへアクセスすることができる。
4.セキュリティPCならではの高いセキュリティ
セキュリティPCはハードディスクを持たないため本体への情報蓄積はできず、PCの紛失や盗難が発生しても情報漏えいの心配はない。また、光学ドライブを持たず、USBインタフェース出力制御により、各種リムーバブルデバイスに情報を記録して外部へ持ち出すことはできない。さらに、セキュリティPCと自席PC間の通信の暗号化(128bit SSL)により、自席PCの画面情報の漏えいを防止する。
なお、2月20日より3月15日までの期間に申し込み、契約すると、先着100ユーザー分のレンタル料金およびASPサービス費用が当初3ヶ月間無料で利用できる「FLORA Se210リモートアクセスパック スタートアップキャンペーン」が実施される。
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