- 2006/02/13 掲載
デルとユニアデックスが協業
電源・空調・セキュリティ等、大規模サーバシステム導入時に求められる設備環境までを一貫して提供
デルのプラットフォームに精通した同社の技術コンサルティング部門「デル・プロフェッショナル・サービス(DPS)」のコンサルタントと、ファシリティに精通したユニアデックスの技術者が連携してソリューションを提供することにより、お客様のデータセンター、およびシステムの安定稼動を支援するという。
同サービスでは、デルの高性能サーバシリーズ「PowerEdge(パワーエッジ)」の“ブレード型サーバ”(注1)をはじめとする大規模高集積型サーバシステムの導入設置に際し、「デル・プロフェッショナル・サービス(DPS)」が窓口となってお客様のデータセンター環境の調査(アセスメント)を行い、お客様のニーズにあわせて、ユニアデックスが電源・空調等の設備インフラ構築に伴う設計、施工、保守の各サービスを提供する。
今や企業戦略の中枢を支えるITシステムのハードウエアは、高密度化・高集積化が一層進み、特にデータセンターでは、従来のラックマウント型のスペースに数倍のハードウエアを装着できる“ブレード型サーバ”の導入が進んでいる。このブレードサーバは、局所的な冷房能力と大容量電力を必要とし、それを支える電源や空調といった設備インフラに対するファシリティマネジメント能力が益々重要となっている。
また、2005年4月の個人情報保護法の施行に伴い、ITシステムのセキュリティ対策のためのコンサルティングやソリューションに対するニーズは高まっており、データセンターの入退室管理や重要品の持ち出し防止などのセキュリティシステムの導入は、ユーザー企業の課題になっている。
一方、ITシステム構築においては、ハードウエア/ソフトウエア販売やアプリケーション構築、設備インフラ構築に際し、各々のベンダーが個別に対応するケースが多く、ユーザー企業はこれらを1社で包括的に対応し、迅速に設計・導入・保守するベンダーを求めている。
今回こうした背景と企業ニーズに対応すべく、デルとユニアデックスは、従来のハードウエア導入・保守サービスでの協業に加えて、今後は電源・空調、セキュリティシステム等の設備インフラ構築に伴うコンサルティングから設計、施工、保守まで一貫して行うため「データセンター環境アセスメント・サービス」および「ファシリティ構築サービス」で協業し、両社のもつノウハウを連携してトータルソリューションを提供する。
<対象となるお客様>
■高密度サーバや大規模ストレージの導入の予定があり、データセンター環境が要件を満たしているか確認し、準備したいお客様
■現在のデータセンター環境に問題があり、解決のためのサポートを必要としているお客様
■現在、一定の基準を満たしたデータセンター環境をもっているが、問題を未然に防ぐために第三者による客観的な調査を必要としているお客様
■既存のデータセンター環境が将来の拡張に耐えうるのかどうかを確認し、必要なファシリティを構築したいお客様
■ファシリティとシステムを総合的に評価・運用したいお客様
■IT管理者によりシステムは管理できており、さらにファシリティの管理を必要とするお客様
注1:ブレード型サーバ
初期にタワー型だったサーバは、単位スペースあたりの集積度の高いものが求められるに従い、ラックに収容する「ラックマウント型」になり、現在ではさらに集積度を上げた「ブレード型サーバ」が主流。ラックマウント型サーバが、幅19インチのラックに「高さ44.45mm」の1U(=Unit)という単位で、2U、3Uと積み上げていくのに対し、「ブレード型サーバ」は、3Uや4Uという高さのシャーシに、(本来3台、4台しか装着できないところに)6台分~24台分といったサーバを装着できるようになる。
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