- 2006/02/07 掲載
アビームコンサルティングと日本オラクル、内部統制構築支援サービスで協業
通称日本版SOX法は、企業の内部統制構築とその外部監査を義務化する法律である。すでにSOX法が導入されている米国の例では、企業グループとしての内部統制構築、すなわち、制度整備や業務プロセス整備、情報システム整備に1~3年以上を要するなど、内部統制の構築は企業にとって負担の重い作業だといわれている。
アビーム コンサルティングと日本オラクルは企業における内部統制構築の負荷を軽減するとともに、構築後の膨大な評価・改善作業の効率化を支援するため、新サービスを提供する。これは、アビームコンサルティングが2006年1月に発表した、(1)内部統制構築の方法論 (2)文書化テンプレート (3)トレーニング資料&講習会から構成されている内部統制構築の総合ソリューションパック「ABeam ICMS Solution Pack」(ICMS: Internal Control Management System)と、オラクルの内部統制管理ツールである「Oracle Internal Controls Manager(Oracle ICM)」とを組み合わせた総合サービスである。
具体的には、日本版SOX法に対応する「Oracle ICM」導入用の業種別テンプレートを、アビーム コンサルティングが開発し、それをアビームの内部統制構築総合ソリューションに組み込んで「ABeam ICMS Solution Pack for Oracle」として提供します。「Oracle ICM」および「Oracle ICM」用の業種別テンプレートのみを要望する企業にも対応する。
本サービスは、大企業はもちろん、専任の会計士やコンサルタントを持たない中小企業が、効率的かつリーズナブルなコストで内部統制の構築・整備ができるよう支援する。
両社の協業による顧客のメリットは以下のとおりである。
(1)効率的かつリーズナブルなコストで内部統制構築・整備のための必要知識、ノウハウを入手できる。
(2)内部統制構築・整備後の内部監査実施や内部統制改善について効率的に実施できる。
(3)内部統制管理ツールである「Oracle ICM」を「Oracle E-Business Suite」のユーザーが導入する場合、マスターの共用とともに情報システム(IT)内部統制にかかわる変更管理や権限管理等に利用できる。
関連コンテンツ
PR
PR
PR