- 2006/02/06 掲載
今月の呼びかけ:「警告を無視すると不正プログラムがインストールされる?! 」
コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況[1月分]について
最近、ホームページを閲覧していて、ブログや掲示板サイトに書き込まれているリンクや画像をクリックすることで、不正なプログラムをインストールされてしまったり、メールの添付ファイルを開いてウイルスに感染してしまったりという被害の相談事例が多く見受けられる。また、ウイルス対策ソフトやパーソナルファイアウォールソフトを導入していても、ウイルス感染や情報漏えいが起きるといった被害が後を絶たない。
IPAに多く寄せられる相談として「ワンクリック不正請求」があったが、こうした事例を分析した結果、被害発生の過程においては何らかの"警告画面"が表示されていることが分かった。つまり、利用者がその"警告"を軽視してしまったために被害に遭っていると推測される。
<ウイルスやスパイウェアが埋め込まれる際の警告>
画像や動画だと思ってファイルを開こうとした際に、次のような警告が出た場合は要注意である。この"セキュリティの警告"は、OS(Windows XP)がシステム保護のために発しているメッセージです。少しでも怪しいと思ったら、ファイルの"種類"やファイルの"発行元"情報をチェックし、安全が確認された場合以外は[実行]や[実行する]をクリックしてはいけない。
<不正アクセスの警告>
特に通信操作をしていないような場面で、下図のような警告が出た場合には要注意である。この警告は、パーソナルファイアウォールソフトが発しているメッセージ。既に侵入済みのウイルスやスパイウェアが、パソコン外に情報を流出させようとしている可能性がある。このような問い合わせ画面が出て来た時は、プログラム名やファイル名をチェックし、本当に安全だと確認出来る時以外は[接続を許可]をクリックしてはいけない。
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