谷中 崇晃
フリーライター。1989年生まれ。大学在学中から雑誌での執筆を始め、卒業後フリーランスライターになる。雑誌での連載、書籍のゴーストライター、Webでの執筆を多数こなし、実績を積んでいる。株式投資にも取り組んでおり、企業研究も精力的に行っている。得意分野は資産運用、企業分析、映画、ガーデニングなど。発達障害を抱えており、日々発達障害者としての可能性を模索している。
花見シーズン、宴会で欠かせない飲み物といえばビールである。直近で発表された国内大手ビール4社の決算をみると、サントリーホールディングス(以下、サントリー)、キリンホールディングス(以下、キリン)、アサヒグループホールディングス(以下、アサヒ)の3社は売上高・営業利益をともに伸ばし、サッポロホールディングス(以下、サッポロ)は売上高は伸びたものの営業利益が減益となった。ビール離れや酒税法改正などによって先行きが不安定なビール業界において、各社は様々な取り組み、とりわけIT戦略に力を入れている。中長期的視野をもって進められているアサヒのIT戦略とはどのようなものであり、またどのような効果をもたらしつつあるのだろうか。