- 2025/04/24 掲載
FRBの独立性強化に期待=共和党の下院作業部会トップ
[ワシントン 24日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)の金融政策を検証する下院金融サービス作業部会の議長を務めるフランク・ルーカス議員(共和党)はロイターとのインタビューに応じ、FRBを政治的な影響から守ることで金融市場の安定を図りたいと述べた。
ルーカス氏は、トランプ大統領が今週、パウエルFRB議長を解任するつもりはないと明言したことについて「賢明な判断だった」と指摘。「関税、戦争など、地球上でさまざまなことが起きており、金融業界にこれ以上の不確実性は必要なかった」と述べた。
その上で、FRBの独立性強化と国債市場の流動性向上につながる取り組みをまとめ、上下両院を通過させたいと述べた。
同氏は「FRBは政府所有の銀行ではない」とし「大統領が上院の承認を得て議長と理事会メンバーを指名するが(FRBは)独立している」と発言した。
ただ、ルーカス氏ら共和党議員は、FRBが気候問題や社会問題への関与を減らし、インフレと準備通貨としてのドルの役割をこれまで以上に重視することを望んでおり、気候変動を懸念する民主党議員の支持をどこまで得られるかは不透明だ。
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