HCIで加速するサーバ仮想化、目からウロコの移行術とは?
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サーバ仮想化の「検討」には今が絶妙なタイミング
ここ数年の仮想化技術の進化は、企業インフラに大きな影響を与えている。サーバだけでなく、ネットワークやストレージを含めて仮想化することが可能になり、データセンター機能全体をソフトウェアで管理する“SDDC”(Software-Defined Data Center)の時代に入ってきたためだ。こうした流れの中、「次世代のITインフラ」として企業規模の大小を問わず大きな注目を集めているのが、シンプルかつ省スペースで構成できる「ハイパーコンバージドインフラストラクチャ」(HCI)だ。
HCIは1台のサーバにコンピューティングとストレージの機能を集約し、仮想化に必要なソフトウェアをパッケージングした仮想化インフラ製品のことだ。従来までのサーバ仮想化では、複数のサーバ機器からストレージが共有できるよう、共有ストレージ機器を外部に用意して複雑なネットワークを設定する必要があった。HCIでは、ストレージを仮想化するSDS(Software-Defined Storage)により、複数にわたるサーバ内蔵のストレージをソフトウェア的に制御して、仮想的な1つの共有ストレージとして利用できる。これにより、よりシンプルかつ柔軟にサーバ仮想化を実現できるのだ。
そのため、中堅・中小規模のITインフラ構築においては、まずは必要最低限のHCIでスモールスタートし、変化の激しいビジネス状況に応じて、サーバを少しずつ継ぎ足しながら、柔軟な構成が可能になった。これまで物理的に分散していたシステムも仮想化技術でどんどん集約され、運用が容易なインフラに変わりつつある。
「また、仮想化市場で圧倒的シェアを誇るVMwareですが、折しも現在なお多く利用されているVMware vSphere 5.5のサポート切れが2018年9月に迫っています。これを機に、新バージョン(同6.5)をベースにしたHCIソリューションを検討する企業も多く出てくるでしょう」(熊谷氏)
問題となるのは「どう移行するか」、画期的な解決策とは
ただし、既存インフラを仮想環境へと移行する際には、一時的でもシステムを止めたくはない。物理(Physical)から仮想(Virtual)へのP2V、あるいは仮想から仮想へのV2Vでも、いかに業務に対して支障がなく、スムーズに移行できるかというのが大きなポイントになるはずだ。そこでユニークな提案としてオススメしたいのが、バックアップソリューションを活用した移行テクニックだ。一見すると、なぜバックアップソリューションがP2V/V2V移行に役に立つのか? と不思議に思う向きがあるかもしれないが、実はこれは、非常に理に適ったアプローチといえるのだ。ここからは、目からウロコのシステム移行アプローチについて紹介していこう。
・P2V/V2Vの移行を容易にする機能とは
・仮想環境を「健康診断」、状況可視化で社内決裁もスムーズに
・データ削減率94%! 国際基督教大学(ICU)のスムーズな移行事例
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