ファイルサーバはもう限界、しかしクラウドストレージにも不安が…どうする?
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急増する重要データ、ファイルサーバの運用管理はもう限界に
近年、企業におけるデータの重要性がますます高まっている。非構造化含めさまざまなデータが容易に取得できるようになり、AIの技術やビッグデータの分析技術も活用フェーズに入っている。当然ながら、自社のエンドユーザーが扱うファイル容量も増大の一途をたどっている。さらに、データの保存期間も伸びている。さまざまなデータを蓄積し分析するために、とにかく長期保存したいというニーズも高まってきているためだ。こうしてデータが急激に増え続けると、従来のようにファイルサーバやNASを導入しても、すぐに容量が限界に達してしまい、新しいハードディスクドライブ(HDD)を導入しなければ追いつかない。HDD増設を回避するために「不要なファイルを削除してください」といったアナウンスなどを社内に行い現行のファイルサーバを維持しなければならない。ファイルサーバは「お守り」も大変だ。
容量不足だけではない。重要なデータの単純なバックアップからBCP(Business Continuity Plan)やDR(ディザスタリカバリ)の「事業計画・復旧計画」対応を施しつつ、セキュリティ対策にも目を向けなければならない。こうした運用管理の負荷は、おおよそデータ容量に比例して辛くなる。将来的に大容量化するファイルサーバの運用管理は、一企業では手に負えなくなることは明らかだ。
クラウドストレージも万能ではない
こうしたオンプレミスのファイルサーバ/NASの課題に対し、クラウドストレージを利用する方法もある。柔軟なデータ容量の拡張性、バックアップ対応といったクラウドの利点がある一方で、パフォーマンスには難があった。データセンターまでの距離により、CIFS/NFSの回線遅延が発生するため、社内のファイルサーバやNASと比較するとどうしてもアクセス速度に不満が残ってしまう。特に大容量ファイルなどでは、使い勝手の悪さを感じることも多かっただろう。そこで、こうした課題を解決する方法の1つとして注目を集めているのが、クラウドストレージを、従来のオンプレミス型ファイルサーバのように利用するための「クラウドストレージゲートウェイ」だ。
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