進化するデータセンター、何を基準に選ぶ? これからの時代に求められるポイントとは
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爆発的に増大するデータと成長を続けるデータセンター市場
現在の我々の社会は、ITシステムがなければ成立しない。交通も金融も、流通も通信も、それを支えるITシステムが止まったら、即座に機能停止に陥るだろう。そして、そのITシステムを支える重要な基盤こそが「データセンター」だ。もはや、データセンターは、水や電気と同じレベルの社会インフラなのである。しかも、データセンターへのニーズは、一向に衰える気配がない。IDC Japanの調査によれば、2017年の国内データセンター市場は前年比7.2%増の1兆1,780億円、2016年~2021年の年間平均成長率は8.1%と予想されている。1兆円を超える市場が、いまだに年間約8%の成長を続けているのは、驚異的といっていいだろう。
その背景にはBCP/DR対策への意識の高まりに加えて、AI、IoT、RPAなどのテクノロジーの進化、モバイルデバイスの普及、動画のストリーミング配信等による爆発的なデータの増大がある。実際に総務省のデータによると、2014年以降、インターネットのトラフィックは急増している。その急上昇するグラフを見れば、「データセンターはまだまだ足りない」と思わざるをえない。
改めて言うまでもないが、企業にとって、データセンターのメリットは多い。サーバやストレージなどのIT機器を集約することで、電気代や運用にかかる人件費、設置スペースなどを削減できる。地震などの自然災害に強く、二重化された電源や回線は、万が一のときにも重要なシステムやデータを保護できる。24時間365日止まらない厳格に運用される施設は、自社ビルにサーバを設置するより、圧倒的に安全だ。
ただし、データセンターにも課題はある。特に高経年化したデータセンターを利用している場合は、さまざまな課題があるようだ。
・高経年化したデーセンターが抱える課題とは?
・災害に強く、高い利便性を持つ「場所」はどこか
・カブドットコム証券のシステムを10年以上にわたり安定運用できた理由
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