- ありがとうございます!
- いいね!した記事一覧をみる
生成AIが生み出す「“自然”に見える“不自然”」をどう捉えるか
この進化は、今後私たちの「認知」にも大きな影響を与えると予測できる。たとえば、海の波の映像を作る場合、従来のCGでは、水の動きを物理演算しながら1カ月単位の時間をかけて描画していた。ところが現在の生成AIでは、既存の映像を学習してわずか数分でCGと同等の映像を作成してしまう。
だが、この生成AIが作る波の映像は、実は物理的には正しくない“不自然”なものだ。しかし私たちの目には、間違いなく「波」であり、“自然”な姿に見える。このように「人間から見て確からしいもの」なら、科学的事実として正しくなくとも良しとするのか否か。こうした取捨選択も「デジタルネイチャー」を考えるうえで重要なポイントだと落合氏は語る。
「私たちの生活の中でコンピューターが当たり前の存在になったように、この先、人間とAIを線引きする必要がなくなり、分け隔てなく扱われるようになるでしょう。こうした世界を私たちは『デジタルネイチャー』と呼びます」(落合氏)
かつてヨーロッパでは、科学の社会的認知が広まることで、人々は中世までの魔術的な世界観から脱却した。同様に、これからの世界はコンピューターすなわち「計算」を中心にして変容することになるだろう。
では、「デジタルネイチャー」は私たちの身体性や感情、認知にどのような影響を及ぼすのだろうか。
この記事の続き >>
-
・爆発的な進化と増加を遂げたAIの現在
・年間1億人が生まれ、10億台のスマホが生産される現代社会で必要な視点
・いよいよ到来、AIと人間がポジティブに共存する「デジタルネイチャー」の世界とは
・大阪万博の展示「Mirrored Body」で落合氏が伝えたいこと
今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。
すべて無料!今日から使える、仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!